パンツ売り顛末期?
2003年9月10日 さて、ここからいよいよ結花のネゴシェーターとして能力が展開し始める。
百八十九通のメールのなかから、上客を選び出すのだ。
彼女が言うには、この仕事での客の選択基準は、一に金額、二に安全性、三に人格、だそうだ。少しでも高く、自らが危険な目にあわないよう、なるべく温厚で、後々ストーカーに豹変したりしないような相手を選ぶ事が肝心、という事だろう。
彼女が理想とする客のタイプは・・・
純粋にパンツ以外に興味がない、という相手だそうだ。目の前にミニスカートの下に何もつけていない少女がいても全く欲情しない相手、というのが意外といるものらしい。
彼女にとって一番怖いのは、ナイフを突きつけられてレイプされる事よりも、拉致をされる事だそうだ。そうなると警察の厄介になる以外に結末がないし、それはすなわち家に帰らざるを得ない、という事につながる。
パンツだけが好き、というだけではさすがにそこまでする事はあり得ないだろう。
だから彼女はたくさんのメールを全て読破し、言葉使い(余裕ある生活力と、温和な性格)、文章の構成力(自己破滅型の犯罪を犯す事を抑制するだけの知能)、簡潔さ(文章の裏の意味・他意の不在)を厳しくチェックするのだ。
そして、メモ帳に顧客のデータベースが記されていく。
・・・日付(同一人物が何回も応募してくる事があるため)
・・・受付人名(彼女自身が本名以外でも募集を行っているため)
・・・名前(同一人物が違うアドレスから応募してくる事があるため)
・・・アドレス(右と同じ理由)
・・・希望品目
・・・値段
・・・相手の住所
・・・売買が成立したか
・・・振込先を伝えたか
・・・発送したか
・・・人格五段階評価
彼女は将来、営業と顧客管理能力を生かした仕事で充分生計を立てて行けるような気がする・・・
とにかく、この厳しいふるいにかけられ、彼女の求める顧客が決定されて行くのだ。
この審査では、五人に一人くらいの確立で取捨選択が行われるらしい。そして、残った客候補と個別交渉が行われ、客候補のなかから二分の一くらいの確率で、契約が成立する。つまり、百八十九人の応募者が、この時点で約二十人前後になるわけである。
小学生のパンツを手に入れるためにこの競争率・・・あなたはどう感じますか?
結花がここまで顧客管理に厳しい事には理由がある。
私と会うまでの間、ずいぶんといろいろな目にあって来たのだ。
とても紙面では書けない事も多々あるが、中でもこの長期家出の少し前、初めてプチ家出をした時の経験が尾をひいているようだ。
結花は、小学五年生の時から不登校児童だった。明るく、容姿も端麗だが、担任と友達とには恵まれなかったようだ。毎日毎日ファイナルファンタジーの進み具合ばかりを熱を入れて語るだけの先生では、確かにやる気が起きるわけがない。
不登校になった彼女は、家でパソコンを通して見知らぬ相手とメールばかりしていた。
この時点で両親は既に離婚。母親は出て行き、韓国人のオトコと同棲を始めていた。そして父は家にフィリピン人のオンナを囲い、休日は結花の隣の部屋で昼からセックス三昧。そしてその事を結花がなじると暴力を振るう。
こんな毎日の中で、ネットの向こうに安心できる場所を求めていた。
百八十九通のメールのなかから、上客を選び出すのだ。
彼女が言うには、この仕事での客の選択基準は、一に金額、二に安全性、三に人格、だそうだ。少しでも高く、自らが危険な目にあわないよう、なるべく温厚で、後々ストーカーに豹変したりしないような相手を選ぶ事が肝心、という事だろう。
彼女が理想とする客のタイプは・・・
純粋にパンツ以外に興味がない、という相手だそうだ。目の前にミニスカートの下に何もつけていない少女がいても全く欲情しない相手、というのが意外といるものらしい。
彼女にとって一番怖いのは、ナイフを突きつけられてレイプされる事よりも、拉致をされる事だそうだ。そうなると警察の厄介になる以外に結末がないし、それはすなわち家に帰らざるを得ない、という事につながる。
パンツだけが好き、というだけではさすがにそこまでする事はあり得ないだろう。
だから彼女はたくさんのメールを全て読破し、言葉使い(余裕ある生活力と、温和な性格)、文章の構成力(自己破滅型の犯罪を犯す事を抑制するだけの知能)、簡潔さ(文章の裏の意味・他意の不在)を厳しくチェックするのだ。
そして、メモ帳に顧客のデータベースが記されていく。
・・・日付(同一人物が何回も応募してくる事があるため)
・・・受付人名(彼女自身が本名以外でも募集を行っているため)
・・・名前(同一人物が違うアドレスから応募してくる事があるため)
・・・アドレス(右と同じ理由)
・・・希望品目
・・・値段
・・・相手の住所
・・・売買が成立したか
・・・振込先を伝えたか
・・・発送したか
・・・人格五段階評価
彼女は将来、営業と顧客管理能力を生かした仕事で充分生計を立てて行けるような気がする・・・
とにかく、この厳しいふるいにかけられ、彼女の求める顧客が決定されて行くのだ。
この審査では、五人に一人くらいの確立で取捨選択が行われるらしい。そして、残った客候補と個別交渉が行われ、客候補のなかから二分の一くらいの確率で、契約が成立する。つまり、百八十九人の応募者が、この時点で約二十人前後になるわけである。
小学生のパンツを手に入れるためにこの競争率・・・あなたはどう感じますか?
結花がここまで顧客管理に厳しい事には理由がある。
私と会うまでの間、ずいぶんといろいろな目にあって来たのだ。
とても紙面では書けない事も多々あるが、中でもこの長期家出の少し前、初めてプチ家出をした時の経験が尾をひいているようだ。
結花は、小学五年生の時から不登校児童だった。明るく、容姿も端麗だが、担任と友達とには恵まれなかったようだ。毎日毎日ファイナルファンタジーの進み具合ばかりを熱を入れて語るだけの先生では、確かにやる気が起きるわけがない。
不登校になった彼女は、家でパソコンを通して見知らぬ相手とメールばかりしていた。
この時点で両親は既に離婚。母親は出て行き、韓国人のオトコと同棲を始めていた。そして父は家にフィリピン人のオンナを囲い、休日は結花の隣の部屋で昼からセックス三昧。そしてその事を結花がなじると暴力を振るう。
こんな毎日の中で、ネットの向こうに安心できる場所を求めていた。
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